| 犬山周辺カメラ撮影ガイド | 撮影及び文:青山松之(犬山市) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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犬山周辺カメラ撮影ガイド(3) 犬山周辺の桜 咲けば散る 咲かねば恋し 山桜 思ひ絶えせぬ 花の上かな 中務 春ごとに 花のさかりは ありなめど あひ見むことは いのちなりけり よみ人しらず 桜ばな いのち一ぱいに咲くからに 生命をかけて わが眺めたり 岡本かの子
犬山音頭で「尾張犬山は桜の名所・・・」とうたわれたように、かつては、旧国道41号や郷瀬川堤の 桜並木は県下有数の桜の見所であった。しかし、犬山の桜は老化がすすんだため、最近では大口町の五条川や各務原市の新境川が有名になり、いずれも「桜の名所100選」に選ばれている。現在、日本の桜の大部分はソメイヨシノという種類である。徳川時代末期に、江戸染井村で自生種のエドヒガンとオオシマザクラから作り出された栽培種であるが、花が豪華絢爛で飲めや唄えの賑やかな花見にふさわしい種類であるため、明治時代にまたたくまに全国に広まった。しかし、残念ながらソメイヨシノは寿命が短くせいぜい5、60年とのことである。今回はソメイヨシノ以外のこのあたりのの桜をご紹介しよう。
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| 撮影ガイド 機材 花を精密描写するには中型以上のカメラがよいが、35ミリフィルム使用カメラでもできるだけクリアでヌケのよいレンズを使いたい。(私の好き なレンズはコンタックス35mmF1.4である)PLなどフィルター類も活用したい。状況が許せば、三脚もできるだけ使用すべきである。 構図 花だけを撮るのか、周辺の風景なども取り入れるか、人物はどうするかなどは、撮影目的と撮影者の感性の問題である。私の場合、仕事で多忙なころは、できるだけ人物がはいらない写真をとっていたが、退職後ヒマになると人物が入っても良いと思うようになった。感性も変ってゆくものらしい。桜の撮影でいつも悩まされるのは、電柱、電線、看板類の処理である。いつか、北濃地方で立派なヤマザクラのすぐ傍に、夜間照明用の新しい電柱が立てられていた。「日本人は美しいものに敏感だが、醜いものに鈍感である」とは、たしか柳宗悦の言葉だが、やたらと何でもつくるのは問題だとおもう。 露出とプリント 花の色を正確に出すのは難しい。ポジフィルムの場合は正確に計測するか、段階露出で撮影すればメーカー毎の特徴は別にしてほぼ妥当な結果が得られる。しかし、ネガフィルムの場合は、露出数値とは別にラボでのプリント処理過程で色が変わってくる。色見本をつけて手焼きプリントを指定するなどは、普通はやれない。プリントの度に色が多少変わるのは止むを得ないと思う。 日本人は年をとるほど桜にたいする思い入れが深くなるようだ。私も全国の桜の名所・名木のリストをつくり、一昨年は北海道の函館、松前、昨年は、福島県、山形県の桜を訪ねた。今年はどこの桜に会いに行こうかと考えている。 のこりなく ちるぞめでたき 桜花 ありて世の中 はての憂ければ よみ人しらず 散ればこそ いとど桜はめでたけれ うき世に何か久しかるべき 伊勢物語 さまざまの 事おもひだす 桜かな 芭蕉 散る桜 残る桜も 散る桜 良寛 |
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